こんにちは。
いまちが一年の中で2番目に好きな季節である、初夏が終わろうとしています。(一番は春!)
前回は「地域の特産品ビジネスがうまくいかない問題」についてお話ししました。
要は、需要と供給が一致していないのでは??というお話しです。
しかもそこが資本主義の限界だ!まで言っちゃいました。
ですので、今回の本題はそこから。どうしてそう思うのかを中心にお話しします。
キーワードは「お金」。
第1回を「お金が大事」から始めたことがよかったのか悪かったのか分かりませんが、今回はその第1回の「そもそも」を問う形式になると思います。つまり、「お金を稼がないといけないのはなぜ?」というところです。
現代日本は資本主義社会です。そこでは当然競争が生まれます。そして格差も生まれる仕組みになっています。(詳しい解説は図書館に行けばいくらでもあるので省きます)
この資本主義の仕組みと地域での経済の循環の仕方って、本来異なる性質をもっていたはずです。
つまり地域(一先ず、泉谷のような農村として)では都市部に比べて「お金」が生活の中心になかった時代がずっと続いていたはずです。その「お金」がだんだんと人々の生活に浸透していき、今や「お金」なしでは生きていけない時代になってしまっている!しかも、現状維持では相対的に下になっていく競争の世の中にもなってしまった…
ということで、地域は「お金」を生み出す手段をなんとか手に入れなくてはならず、例えば特産品を作りだして、商売を始めるようになるんですね。ザックリまとめると、
自給自足、物々交換の生活を営んでいた
↓
自給自足、物々交換な生活が不可能になり、作った作物そのものを売って「お金」を獲得
↓
作物そのものでは利益を生み出せなくなり、残りの品で特産品
というのが、現在どこの道の駅に行ってもジャムがある理由なんじゃないかな~
といまちは思います。
中途半端ですが、今回はこの辺りで…
次回は特産品が作られる理由についてもっと深く考えてみたいと思います。
※写真は、周防大島「瀬戸内ジャムズガーデン」(山口県)
経営成功している例もあります。