2019年7月27日(土)に実施された、チャレンジプログラム「しこちゅ~ 紙と神の物語」。
チーム愛大のももち&みっぎーが取材しました。レポートを書いたのは、みっぎーです。
「紙と神が共存する四国中央市を街歩き。ガイドさんの解説に、新しい発見の連続!」
こんにちは、さんマガ編集部・チーム愛大の水木伽名子(みずきかなこ)です。
えひめさんさん物語チャレンジプログラムの1つ、「しこちゅ~ 紙と神の物語」のレポートです。
7月27日(土)、四国中央市三島地区へ行ってきました。
◎しこちゅ~紙と神の物語とは
▲出発前の説明
四国中央市には、江戸時代から現在に至るまで紙を作る会社や販売する会社が多くあります。そして、もう一つの「カミ」である神様が多く存在する街でもあります。このツアーでは、三島地区の歴史や逸話についてのガイドさんのお話を聞き、新たな三島の魅力を発見できます。
▲配布されたコース図
三島地区には三島神社など多くの神社や、映画「書道ガールズ」のモデルになった商店街、製紙工場と見どころがたくさんあります。
綺麗さと同時に古き良き街並みものぞく素敵な地区になっているため、街歩きにぴったりです。
◎さっそく出発! そして知る三島の紙産業
出発してすぐに四国中央市の紙産業について興味深い話を聞くことができました。
四国中央市は平成16年度以降、13年連続紙製造品出荷額が日本一という実績を持っているそうです。私たちが普段使っている紙が四国中央市で作られているのかも、と思うと頭が上がりません。
実際、四国中央市では紙幣と切手、収入印紙以外の全ての紙を製造することが可能です。現在では、かわいい虫よけシートや食べられる紙など、面白くて画期的な商品も作られています。
◎神のいる町・三島の不思議な三重塔
▲興願寺の三重塔
続いて案内してもらったのが興願寺の三重塔。愛媛県の有形文化財にもなっている貴重な塔です。この塔は幼稚園の敷地内という一風変わった場所にあります。
そして、塔自体にも不思議が隠されていました。
三重塔の建築様式は伝統的かつ計算された構造になっているそうで、中でも私の目を引いたのが彫刻品の数々でした。塔には波に乗っているウサギ、四隅を支える猿、迫力のある龍の精巧な彫刻が見られます。波に乗るウサギは波が火避けを表し、ウサギは子孫繫栄・豊穣を表すそうです。
他の彫刻の動物一つ一つにも意味があり、どれも面白くためになりました。ガイドさんの話を聞きながら、地域に住む人々や製作者の強い思いを感じ、思わず塔を仰ぎ見てしまいました。
ツアーで立ち寄ったお土産屋さんは、大倉稔商店さんと丸亀屋さん。大倉稔商店さんは海産物や乾物を取り扱うお店で、どれもおいしそうでした。丸亀屋さんは和菓子を主に扱っています。ツアーの途中で「ひうち焼き」を食べましたが、とてもおいしかったので、個人的に追加購入して帰りました。甘さ控えめで、好きなお菓子です。ツアーごとで異なるお土産屋さんを訪れるそうなので、どこに立ち寄るかは当日のお楽しみです。
◎新たな魅力発見! 三島の街歩き
今回三島地区の街歩きツアーに参加し、新たな魅力を発見できました。また、ボランティアのガイドさんに質問をすると快く答えてもらいました。ツアーの途中にはみんなで楽しめるクイズ形式のガイドもあり、雰囲気の良い楽しいツアーでした。
ツアーも残り数回。インターネットでは感じることができない、現場を歩く楽しさを体験してほしいです!
【当時の取材データ】
日時:2019年4月27日(土)、5月25日(土)、6月22日(土)、7月27日(土)、9月28日(土)、10月26日(土)、11月16日(土)
場所:四国中央市三島地区
参加料:大人2000円 (昼食、お菓子、お茶、保険料込み)
定員:12名/回 予約制(※実施予定日以外でも団体申込みであれば対応できる場合があります)
お問い合わせは、四国中央市観光協会 TEL0896−77−5003